諸星大二郎先生を拝む

昨朝、ある方から重要なメールを頂いた。その日の夜、テレビで私の尊敬する漫画家・諸星大二郎先生が特集がされるとの事。
帰宅した私はテレビの前で正座し、時を待った。初めて目にした先生はシャイな漫画少年がそのまま年を重ねたような純粋さを持ち合わせてらした。作品は個性的なのにご本人は素朴で人の良さそうな常識人の印象。
番組では漫画制作の様子をカメラで撮影。先生の作品がどの様な工程を経て出来上がるのかつぶさに知る事ができ大変興味深かった。ファンにとってはお年玉にも匹敵するお宝映像だ。どうか番組がこのまま終わりませんようにとさえ思った。
先生はアシスタントも使わず、作品のシナリオから、下書き、ペン入れまで全て一人でなさる。その作業からは漫画への深い愛が感じられた。作品には全て民芸品の様な味わいがあると感じていたがその魅力の秘密を見た気がした。祝・画業50年!諸星先生が益々大好きになった。
⭐️ 巨匠の画業50年の偉大な足跡を辿る貴重なグラフ誌。もちろん私も早々に購入せねばなるまい。先生が業界人から「漫画家中の漫画家」と言われる理由がここにある!
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