断食のすすめ
体調すぐれぬ友人から食事のアドバイスを求められた。アドバイスは難しい、それぞれに嗜好や考えがあるから。しかし、まずはこう答えた。あらゆる痛み、炎症の類いは血液の質に原因がある。血液は本来、弱アルカリ性だが外部要因により変化する。
大きな要因は飲食と感情。いずれも血液の質に影響が及び、酸性に傾くと痛みや炎症が発生する。飲食なら、糖質、脂質、タンパク質の過食に注意。これらは三大栄養素だが、摂り過ぎは毒になる。その最たるものが精製糖、薬品抽出した植物油、それにホルモン漬けで飼育された食肉。今の時代、外食やコンビニに溢れている。
体内に蓄積した毒素が癌の原因になったり、身体の防御作用として炎症をつくる。予防しようと思うなら燃える材料を入れない事。
昔の禅宗のお坊さんの中には高齢でも元気に活躍した人が多くあった。過食を避け、身体をよく動かす。そこに健康のヒントはある。
⭐️ 「病気直しはクセ直し(クセ=病気につながる日常の悪しき習慣)」甲田先生の思想は偉大だ。それは単なる知識ではなく全て経験に裏打ちされている。一人の優れた医学者であり、聖者でもあった甲田先生。生涯を通じて時に厳しく、時に温かく、真摯に生命を探求し続けた先生の言葉に読みながら胸が熱くなる。
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