3種の神器の一致
昔から、日ユ同祖論(日本ユダヤ同祖論)が好きでした。日本人とユダヤ人はルーツが同じ民族であるとする説です。
私事になりますが、妻の実家が青森で、その青森にはイエス・キリストの墓や山の上のピラミッドが存在します。若い頃は、調査と称してそうしたミステリースポットを喜び勇んで訪ねたものです。
両者の文化には、実際、共通するところが多く、調べてみればなかなか興味の尽きないテーマであり、本ブログでも触れてみたいと思います。
今回は「3種の神器」について。
日本の象徴といえば「天皇家」ですが、その天皇を天皇たらしめるのがシンボルである3種の神器。あなたは3つ言えますか?
その答えは・・・
①鏡
②剣
③勾玉(まがたま)
・・・ですよね。
この3つは、はるか昔から天皇皇位継承のしるしとされてきたものです。しかし、なぜ、鏡と剣、勾玉がそれほど神聖なものとされるのでしょうか?
一説には、鏡は天照大神(あまてらすおおみかみ)の化身であり、剣は邪をはらい、身を守るシンボル、そして勾玉は高貴なる霊=魂を表すと言われています。
しかし、3種の神器は決して日本だけのものではありません。
実は、古代イスラエルにも3種の神器があるのです。
イスラエルの3種の神器は、
①十戒の石板
②マナの入った壷
③アロンの杖
これら3つです。
石板とはもちろん、シナイ山でモーセが神から授かった十戒の刻まれた聖なる石の板で、2枚の石板にそれぞれ5つずつの戒めが書かれていたとされています。
マナの壷は、荒野を放浪するイスラエルの民のために、神から授けられた食物のマナを入れた金の壷のことです。
そして、アロンの杖というのは、神に選ばれた大司祭であるアロンが持っていた木製の杖を指します。これら3つの神器は「契約の箱」に収められ、神殿の奥に安置されていたのです。
もちろん、天皇家の3種の神器とイスラエルの3種の神器では、個々の品々は異なりますが、イスラエルの神器が神殿に祀られていたように、日本の神器も鏡と勾玉は伊勢神宮、剣は熱田神社と、やはり神社に保管されている点では共通しています。
しかも、日本もイスラエルも、この3種の神器が王位継承のしるしとされた点では見事に一致しているのです。
そもそも、イスラエルの3種の神器は、バビロン捕囚時代に行方不明になっているので同じものをそのまま日本で継承するのは基本的に不可能だったといえます。
なお、鏡についてはソロモン神殿でも日本のように神器として使用されていた可能性を主張する人もいれば、勾玉のカタチが神の名「ヤハフェ」の頭文字を表す「ヨッド」に似ているという指摘もあります。ヘブライ語では「ヨッド」は「ヤー」と発音しますが、それだけで「神」を意味するというのです。
このように日本の3種の神器とイスラエルの3種の神器は、根本的な思想において共通する部分が大きく、日本の3種の神器の起源は古代イスラエルにあったのではないかと考えています。
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日本の天皇家の紋章は、十六菊花紋として有名ですが、これはメソポタミアの古代シュメール文明の最高神・アン(=天と光の神)のデザインとよく似ています。もともと、星の光をイメージし楔形文字で表現したものであったようですが、この菊花紋は、メソポタミア、エジプト、イスラエルあたりで、古くから神や王家の紋章として使われました。
しかし、現在、世界の王家の中で菊花紋を使用しているのは、日本の天皇家だけのようです。
イラン・イラク戦争の際、サダム・フセイン大統領がこの十六菊花紋の指輪をしていたのを見つけたヨーロッパ人記者が、日本の皇室の紋章と似ていることから訊ねたところ、フセイン大統領は、
「この紋章は、我が国の祖先が世界最古の文明を築いたシュメール王朝時代に用いていた王家の紋章である」
と答えられたようです。
紀元前50年頃にイスラエルを統治したヘロデ王というユダヤの王様がいますが、彼の石棺にも菊花紋が彫刻されています。 このように、世界でもこの地域と日本にだけ、最高権力者が菊花紋を使っているというのは非常に興味深いことです。
●ヘロデ王の石棺 手前に菊花紋
また、日本語とヘブライ語の類似性はよく指摘されているところで、日本の古語で「天皇」は「スメラノミコト」とか「スメラノミカド」と呼ばれていますが、
ヘブライ語のルーツである古代バビロニアの言葉の中にも、Sumer(スメラ=シュメール)とMigut(ミグート、ミカド=天降る開拓者=神)という意味も音も一致するものを多く見つけることができます。
日本各地に目を転じてみても、ユダヤと共通する文化の痕跡は数多くあります。
さらに、古代日本の精神史に踏み込めば、ユダヤ文化を彷彿とさせる隠されたさらなる叡智が眠っているのです。
日本人の魂の原郷は、はたしてイスラエルなのか?
私たちの祖先は、なぜ遠いヘブライの地の記憶をこの日本に残したのか?
そうした数々の痕跡を本ブログでは今後も追求していきたいと思います。
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