青色マジックで安らかな眠りを
地球の色、空の色、海の色・・・みんな青色。
雲ひとつない青空を見上げた時、穏やかな海を見つめた時、私たちの心は静まり、荒ぶる魂が鎮まります。
私たちが何もかも忘れてしまいたい時、ふと休暇を取って、何時間もずっと限りなく広がる空と海が眺められる場所へ行きたくなるのも偶然ではありません。
そこで時間を過ごすと、私たちの心の中にあった緊張はいつの間にかほぐれ、不思議なことに心配事なんか忘れてしまえるのです。
これらは、青色の持つチカラによるもの。
青色は昔から、医療の現場でも用いられてきた色です。鎮静効果や収れん効果、加えて殺菌効果があることが知られ、そのために感染症や炎症の治療に用いられることもありました。
青色は分光スペクトルの中でも、寒色の最初にくる色であり、その働きは赤色とは正反対になります。赤色が刺激し、拡大させ、暖めるのに対して、青色は鎮め、縮小させ、冷やします。
また、エネルギー的に青色を見た場合、のどのチャクラ(⑤番の位置)とつながっています。
のどは「甲状腺」のある場所。甲状腺の主な働きは、カラダの成長や代謝に関わるホルモンの生成で、もしこの甲状腺のホルモンが子供に不足していたなら、十分に成長することができず、大人に不足していたなら肥満しやすくなります。
また、青色は言語やコミュニケーション、自己表現の中心となる喉(のど)を支配し、知性や自分の思いを語る能力、そして、言葉を用いて仲間と和解したり、つながる能力とも結びついています。
なので、自分の意見を上手く主張することが難しかったり、声に出していうことができない人は、青色で治療すると効果があります。
例えば、喉の痛みや声のかすれがある時、また大勢の前で話すのが苦手といった生涯がある時にその問題を取り除いてくれるのです。そんな時には、首に青色のスカーフを巻くだけでも良いのです。
また、青色は内面へと意識を向ける色なので、物質的なものよりも精神的なものや霊的なものを探求しようと思う時、チカラになってくれる色です。
アトランティスの時代に行われていたという「色の呼吸法」がありますので、試みられると良いでしょう。これは文字通り、色を吸い込み、それをカラダ中や特定のチャクラに浸透させる方法です。
これを行うのに最も適した時間は一日の始まりの時間、すなわち朝。お天気が良く、庭かテラスがあるなら、できれば屋外で新鮮な朝の空気を吸い込みながら行うとさらに良いでしょう。
①最初に青をイメージします。
②両足を肩幅に開いて立ち、両手をカラダの横につけて伸ばし、軽く目を閉じます。
③青色のボールが自分の前と後ろ、そして両脇にあるところを心に描きます。
④その青色のボールをのどにある第5チャクラの方へと吸い込みます。
⑤しばらく、青色を第5チャクラにため込み、それからまた吐き出します。青色はすでに吸収してしまったので吐く息に色はありません。
⑥これを数回繰り返します。
青色は作家や詩人、哲学者とも関係の深い色です。沈思黙考してこの世の心理について深く考察するための色でもあります。この頃、少し、意識が外にばかり向かいすぎたと反省しているあなた、上手に青色を取り込んで、荒ぶる魂を鎮めるのにお役立て下さい。
夜、興奮してなんだか眠れないという人は、色の呼吸法を青色で試してみて下さい。青色の持つ鎮静効果でぐっすりと眠れるようになりますよ。
★色の科学的考察から色彩心理にいたるまで、人間と色の関係が深く学べる一冊。宣伝文に冠された「史上最強」という言葉は決して大げさな表現ではない。
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