足の法則
公と私。職場とプライベート。
なかなかこの二つをしっかりと分けられないという人は多いです。
友達の輪を広げたいという理由や、自分の話を聞いてほしいからという理由で職場にプライベートを持ち込んでしまうと、他人から思わぬ嫉妬や恨みをかってしまったり、何かとトラブルが起こる原因になったりします。
どのようにすれば気持ちの上で、職場とプライベートを分けられるようになるのでしょう。
昔、この国は「ハレ」と「ケ」の概念がありました。
これらは民俗学者の柳田國男によって見出された日本人の伝統的な世界観のひとつです。
「ハレ」とは、儀礼や祭り、年中行事などの「非日常」を意味し、「ケ」とは、ふだんの「日常」生活を意味します。
ハレの場に望む時、人々は衣食住やふるまい、言葉使いなどをいつもとは変えて、日常であるケの世界とは確然と区別したのです。
現代日本に生きる私たちも、職場にのぞむ時には、きちんと心構えをして入ることが大切です。それを意識的に行う上で、覚えておくと良いことがあるので、今回はそれをお伝えしましょう。
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意識を二分して、生き分けることができる法則があります。
その名も「足の法則」。
私たちのカラダには「右」と「左」があります。実は、この左右にはエネルギーの流れの違いがあるのです。どんな風に違うのかといえば、以下の通り。
●カラダの右側には、自分の意志をはっきりさせる流れ
●カラダの左側には、自分の意志を伝え、残す流れ
「初対面の人と握手する時には右手で」とか、「左手を出す握手は別れのしるし」なんて言われるのを聞いたことがありませんか?
そうした言葉も、きっと古人の世界観からきているのだと思われます。
これらを知って日常生活に応用することで、暮らしにメリハリができ、自分の中でオンとオフのスイッチがこさえられるのです。
例えば、自宅を出る時と帰宅した時には、
右足で出て、左足で入ります。
家を出る時は、「さあ、仕事に行くぞ!」と自分の心を残さないように右足で出て、帰宅した時には、「家に帰って来たぞ!」ということを伝えるために左足で入るようにするのです。
また、仕事場に入る時には、
左足で入って、右足で出ます。
出社の時には、「さあ、仕事をするぞ!」と左足で入って、帰る時は、「もう終わり。仕事はオフまで引きずらないぞ!」という意志をはっきりさせて右足で出るようにするのです。
覚えたら、しばらく続けてみて下さい。
意識が目覚め、職場でもプライベートでも活気にあふれた自分を発見できますよ。
★心を入れ替えた素人フリーターが28才で劇団四季と気象予報士に合格。その後、劇団では主役まで登りつめた。何の経験もない大人が「ある心がまえ」をきっかけに夢を見つけ、実現したその経験が悩める多くの若者に勇気を与えている。幸運はきっとむこうからやってきたのじゃなく、著者が自分の手足でつかみ取った賜物なんだと思う。
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