福禄寿(ふくろくじゅ)の暗号①
七福神のメンバーの一人に福禄寿(ふくろくじゅ)という名のおじいさんがいるのをご存知ですか?
中国では春節になると、この福禄寿を描いた絵を飾ってお祝いします。
紀元前の中国に起こった「宇宙との調和を目指す生き方」がタオイズム。これは、不老長寿を求める道でもあり、老子や荘子の思想がそこに加わっています。
まだ20代の頃、タオイズムに出会った私は、その思想の面白さの虜になってしまい、一時期、本気で仙人を目指して、呼吸法の探求に明け暮れ、両親を心配させたことがありました。(笑)
このタオイズムの中でも大切とされているのが、福、禄、寿の3つの徳で、これらを体現した仙人が「福禄寿」というわけなのです。
背が低く、ひげを伸ばし、無駄に額の広い仙人で、杖に巻物ぶらさげて、鶴を従えた独特のいでたちは、一度見たら決して忘れられないインパクトです。いくらなんでも頭、長過ぎます。
3つの漢字の意味するところは、
福ー人間関係
禄ー経済
寿ー健康
これら3つが整って、人間は、はじめて幸せになれるとタオイズムでは考えます。
この社会において、悩みをかかえる人たちは、たいていこれらのどれかがうまくいかず悩まれているのではないでしょうか。
実は福禄寿に至るには、さらに4つの隠された秘密のキーワードがあり、これらをうまく調和させることにより、福禄寿が実現できるといいます。その暗号とは・・・
ひとつめが、「言霊」ことだま
ふたつめが、「音霊」おとだま
みっつめが、「数霊」かずたま
よっつめが、「色霊」しきだま
これらが四霊(しこん)と呼ばれるエネルギーの働きです。
自分にとってプラスとなる言葉、音、数字、色を吟味して用いれば、誰でも福禄寿へと至ることができるというのです。たとえば、「言霊」は光(こう)と玉(だま)。つまりは、光の陰陽の結びであり、光そのものを集積し、物質をカタチづくるエネルギーとなるものが言葉であり、言霊なのです。
以前、アメリカで、刑務所に服役している犯罪者7万人のデータを調べた結果、ほとんどの犯罪者に当てはまる4つの共通項がありました。
1、科学的な測定の結果、脳の周波数が異常な値を示していた。
2、劣悪な食生活を続けていた。
3、家庭環境が悪い。
4、殺してやる!とか、死ね!とか、バカやろう!などの汚い言葉を習慣的に使っていた。
人の行動が悪くなる前には、必ず言葉が悪くなるということで、言葉の乱れは、福禄寿から遠ざかる要因となります。できるだけ人も自分も幸せにする言葉を使いましょうということです。
次の「音霊」ですが、これは言霊以上に波及力をもつもので、良い音楽や川のせせらぎ、心を浄化するクリスタルボウルの音など、心身にとってプラスをもたらす音に触れると良いのです。
言葉はどうしても、それ自体、意味性を持つものなので、同じ言語圏では通用しても、違う言語圏では通じにくいという問題があります。ですが、音楽や自然の音などは、それ自体が波長ゆえ、異なる言語圏においても、言葉を超えたものとして、波及していくのです。
「数霊」と「色霊」については、実は一人ひとりに合ったライフ・ナンバー、ライフ・カラーというものが存在し、これを知って意識し、大切に扱うことで、自分を取り巻くエネルギーを味方につけ、福禄寿への道が加速します。
では、どのようにして自分にあった数字、色を見つけることができるのか?
続きは次回のお楽しみ。それではまた(^^)
★福々しい表情に幸運が訪れること間違いなしとの確信が宿る。
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