暮らしに活かす大麻
爽やかな4月です。
これからの季節、楽しみなのが、麻=ヘンプの服を着ること。
正確に言うと、亜麻からとれた繊維をリネン。
大麻からとれた繊維をヘンプといいます。
私はどちらの麻も大好きです。
麻のシャツに麻のパンツ。
あのヒンヤリ、テローッとした感触がなんともいえず好きなのです。
手入れを怠ると、すぐシワになってしまう扱い辛さも逆に良いのです。
麻の服のアイロンがけは、パートナーに頼まず自分でするほど。
洗いざらしの麻に丁寧にアイロンをかける時の気分なんぞ、
書の「墨をする行為」にも似て、気持ちがとても落ち着きます。
着込むほど、洗いこむほどに繊維が柔らかく、丈夫になっていく感じも麻の素材独特のものですね。
この麻、特に大麻は、
麻薬としてのマイナスイメージばかりが先行しているようですが、
古くから私たち日本人の暮らしには必要不可欠のものでした。
縄文式土器の縄目模様は麻縄によるものだし、
昔、赤ちゃんの産着には大麻の葉をデザインしたものが刺繍されていたりしたものでした。
今でも千代紙のデザインなどで目にすることがあります。
大麻には早く育ち、丈夫な植物ゆえ、
そのように育ってほしいという親の願いが込められていたのです。
成長が早く病害虫にも強いことから、全国各地で「魔よけ」の意味を持ち、
神社まで建てられ、信仰の対象とされた時代もあったほどです。
そんな麻が悪者扱いされるようになったのは、
戦後、アメリカが日本にやって来て、「麻薬」だといって規制し始めてからのこと。
全国の麻畑が焼き払われ、栽培は特別に許可された者しか行えなくなり、今に至ります。
日本に麻の字を使った地名が多くあるのはその土地に畑があったことの名残です。
私も、オーガニックやマクロビオティックに関わるようになってから、
大麻に興味を持ちました。実は大麻には、こんなに優れた点があるんです。
〇大麻の実は食料になる(しかも高ミネラル高たんぱくで栄養価が高い)
〇大麻の実の油は皮膚疾患の薬の原料になる
〇繊維の原料にもなる
〇建材や断熱材の原料になる
〇バイオマスという植物主体のエネルギー燃料になる
これらって、何かに似てません?
そう石油です。
石油ができることのほとんどを大麻は実現可能なのです。
アメリカの自動車王、ヘンリー・フォードが生前こんな言葉を残しています。
「生成するまでに何世紀もかかる森林や何億年もかかる鉱物、それらと同じ量の産物を一年草植物からの産物でまかなうことが出来るのにも関わらず、なぜ、森林資源や鉱物を使うのか」
彼も大麻の万能性に気づいていた一人でした。1930年代、彼は麻の繊維や樹脂をボディーに使用して作った「ヘンプカー」を麻の実から摂った油で走らせる実験を成功させています。しかし、その後、ほどなく外部からの圧力を受け、開発は立ち消えになってしまいました。
最近では、医療大麻の有効性も様々な研究機関で証明されています。ガンや喘息、アレルギー、免疫不全の病に大麻に含まれる成分が働いて、症状を改善できることがわかってきました。
世界的な傾向として麻が規制される背後には石油化学産業界の圧力が働いています。
ヨーロッパの国々ではこうした麻の有用性により、近年、大麻栽培が解禁される国が次々に出てきましたが、アメリカ(一部の州を除き)と日本では、未だ禁止されたまま。私たち国民は情報操作され、眠らされたままなのです。
「大麻が石油にとって替われば、エコロジカルな観点から、地球にとっても生物にとってもプラスは大きいはずなのに・・・」
そんな風に考えながら、ヘンプのシャツに袖を通し、その着心地の良さとともに、自然の恵みに感謝する毎日です。
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