ひと月を集中して生きる
「朱と交われば赤くなる」
人間というものは、とかく周囲の環境の影響を受けやすいものです。
やる気がない人たちの輪の中に入れば、こちらのやる気も失せてくるし、ネガティヴな感情を持つ人たちの輪の中にいれば、こちらも何かと悲観的になってしまう。
けれど、この人生、永遠に続くわけではないのです。肉体時間は有限なのです。なので、可能であるならば、日中の活動時間には、自分にとってためになる人と過ごしましょう。
愚痴を言ったり、ゴシップが大好きな人たちからは遠ざかるようにしましょう。
あなたが選ぶ仲間というのは、人生の成功または失敗を決める鍵になるのです。彼らは、自分の前向きな、あるいは後ろ向きな考えを、あなたの中へと送り込み、その中で行われる会話は、自らに対する「宣言」となってしまうからなのです。
もし、誰も話し相手がいないというのなら、本を読むことです。自分が心に欲し続けているものを、自分自身の潜在意識へ送り込むことです。
中には、あなたがすることを気に入らないという輩もいるかもしれません。あなたを攻撃する人も現れてくるかもしれません。
それは、あなたが成長するにつれ、彼らの欠点が浮かび上がってしまうからなのです。
「自分の道」をしっかりと設定し、いつだって「自分の道」の途上にいること。
「自分の道にいる人たち」は、人の輪に入らない。アルコール中毒にもならない。しかし、悲しいことに自尊心の階段を上ろうと決意したからという理由で、仲間たちからつまはじきにされることもあるのです。
でも、良いじゃありませんか。自分自身を建設していけるのは、自分自身しかいないのです。
毎晩、テレビを見る時間を削って、一日一時間を読書の時間に充てましょう。
一日一時間読むことで、一ヶ月に一冊か二冊の本を読めることになり、一年では十二冊から二十四冊の本を読むことになるのです。
大方の人が、学校を卒業してから、満足に一冊の本さえ読み終えていなかったりします。読書の幅を広げましょう。
仕事関係の本、専門書、自己啓発の本、娯楽用のフィクション、小説、哲学書、博物記・・・
あらゆる本が、その独特の世界へと繋がる扉です。異世界の扉を開けて旅に出ましょう。
本を読む人(readers)こそが、他者を導く指導者(Leaders)なのです。
まずは、「ひと月」という把握しやすい時間の単位に区切って、生活を変えてみませんか?
「ひと月」に意識を集中させて過ごすだけでも、かなりたくさんのコトが変化するのに驚かれるでしょう。
毎朝、床から起きたら、まず自分の目標を見直し、その獲得のためにどんな些細なことだって構わないので、まずアクションを起こしましょう。これらをひと月ごとに行うのです。
月の初めに目標を立て、毎日繰り返し目標を見直しながら進み、ひと月が終わる頃には、あなたが支持するもの、信じるもの、自分の価値観、自分にとって何が一番大切だったかが、よりはっきりとわかるようになります。
そして、目標をもっとはっきりと示すことができるようになるでしょう。
その目標は、30日間の間に、自分自身についてと、自分が本当に望んでいることが何かを理解することによって変化しているかも知れません。
自信と自尊心が増していることを自覚したあなたは、自分の人生には意義や目的があるのだと、しっかり感じられるようになるでしょう。
あなたは、この宇宙にとって「意味のある存在」であり、その他大勢の中のひとりではなく、宇宙にとって、この世界にとってかけがえのない、大切なひとりなのです。
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