口は胃腸の鏡です


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「無口」なんて言葉がありますが、口ほど忙しい器官もないのではないかと思います。食べたり飲んだり、しゃべったり、息を吐いたり、いつだって口は動いてますよね。それに、口は消化器の始まり。実は、口をいかにコントロールするかによって健康になれるか否かが決まってくるのです。「口は災いの元」といいますが、それは、人の噂話が災いを招くという意味のみならず、どんな食べ物を口に運ぶかということも健康を大きく左右する大切な要素だと暗に伝えているのではないかと思うのです。

例えば、胃腸の調子がすぐれずにいる時に、好きで食べ過ぎているものをしばらく止めてみるとか、食べ物を良く噛んで唾液を十分混ぜて食べるクセをつけるだけでも、胃腸の調子が良くなっていくのを体感できたりします。

口と胃腸は一つに繋がっているため、口の状態をよく観察すれば、その時の胃腸の状態が見えてきます。胃腸に炎症が起これば、口にも炎症が生じるし、胃腸がただれれば、歯肉が腫れたり、口角が切れたりという具合に表現されます。胃の中は普通に見ることはできないけれど、私たちは口を通して胃を知ることができるのです。顔には鼻、目、耳など様々なパーツがありますが、口ほど雄弁に胃の状態を語ってくれる器官はありません。さて、今回はそんな口について、望診法のポイントをいくつかをかいつまんでお伝えしましょう。

■口に現れる異常10の兆候■

①口のまわりに吹き出物ができる

口の周囲やあごなどに湿疹ができやすい人は、胃腸が虚弱な場合が多いです。胃腸の粘膜で炎症が起こっており、その熱が口まで上がってきている状態と捉えます。

②唇がガサガサ

唇は、カラダの外側に露出した粘膜です。粘膜が皮膚と違うのは、汗せんがないことです。粘膜は皮膚とは異なり、自ら皮脂を出して油膜で水分の蒸発を防いだり、汗をかいて温度調節をすることができません。なので、粘膜は粘液によってうるおいを保つ以外にありません。しかし、唇の粘膜がうるおいを失うと、たちまち乾燥してかさつきはじめ、皮がむけたりします。

このような時には、風邪はもちろんのこと、内臓の病気などにより、体温が異常に上昇していることが考えられます。糖尿病などでも体温が上がり、唇や口の渇きが現れることがありますよね。慢性的に胃炎があったり、胃に熱をもっている時なども、口の中の唾液が枯渇し、唇が乾きます。

③唇が白い

基本的にほとんどの粘膜というのは赤みを帯びているもの。それは、表面が薄いため、内側の血液の色を映し出しているからです。なので、唇の色が白っぽい=赤みが薄いのは、赤血球が足りないこと、すなわち貧血を表しているのです。

④唇が赤過ぎる

唇は赤くてあたりまえなのですが、時々、紅をさしたかのように真っ赤な唇をしている人を見かけます。これは逆に不健康です。東洋医学的には「虚熱」と「実熱」があって、「虚熱」は疲労や老化により体力が消耗して体内の水分が減ってしまったために体温が高くなっている状態で、衰弱により顔全体を赤くする力がないため、唇や舌、頬など部分的に真っ赤になります。また「実熱」はエネルギーの過剰やウィルス感染により、高熱が出て顔全体、カラダ全体に真っ赤になっている状態をいいます。

⑤口内炎がひんぱんにできる

口内炎は、全身の抵抗力が低下していることを表しています。本来、口の中というのは雑菌でいっぱいです。粘膜は皮膚に比べて表皮が薄いためウィルスや細菌が侵入しやすい構造になっています。そのため、体力が落ちたり、抵抗力が低下すると細菌感染を起こしやすくなり、口内炎ができます。また、食べ過ぎやストレスが長く続いても口内炎の原因となります。

⑥口が臭う

自分ではなかなか気がつきにくい口の臭い。でも自分でもチェックできます。指をくわえてから、その臭いを嗅いでみます。口臭の原因もさまざまにありますが、大きく分けると以下の通り。

●消化不良

胃の働きが悪くなったり、食べ過ぎて消化が追いつかないと食べた物が胃に長く留まり、異常発酵して口臭が発生します。この際、ゲップや膨満感などもともなう場合が多いです。

●胃熱

胃の炎症により、細胞組織の一部が壊死して発生します。

●鼻炎

副鼻腔炎や慢性鼻炎などにより、鼻水が鼻腔やのどに溜まり、発生します。

●歯周病

歯と歯茎の間の歯周ポケットと呼ばれる部分にすき間ができ、そこへ細菌が入り、繁殖して起こります。

●歯垢

口の中で、食べ物のかすが腐敗し、歯垢となって発生します。歯磨きやうがいにより解消します。

⑦口が乾くまたは、唾液が出過ぎる。

唾液は成人で1日に1ℓ以上分泌されます。唾液は口の中をうるおしたり、食べた物を運びやすくするだけでなく雑菌を殺して口腔内を清潔に保つ役目があります。この唾液が不足すると、口がべったり張り付いた感じがして話しにくい、消化不良が起きるなどの問題が出てきます。反対に唾液が出過ぎるのも異常です。寝ていて、枕が濡れてしまうくらいの唾液が出たり、乗り物に乗ってうたた寝をしてダラダラ出てしまうのも問題です。これらの原因には、胃腸の虚弱が考えられます。

いかがでしたか?いくつか当てはまるものが見つかったでしょうか?

では、どうしたら口に現れたこれら胃腸の不調を解決できるのでしょう。その答えは、「食事法」や「サプリメントの上手な活用法」、「ツボ療法」や「導引術」など、私の知っている様々な方法からチョイスして、これからブログの記事を通じてお伝えしたいと思います。この先じっくりと読み進めて下さったなら嬉しいです。

 

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投稿者プロフィール

noahnoah
noahnoah
治療家。マクロビオティック指導家。導引研究家。子供の頃から「生きる」ことの不思議に興味を持つ。20代で放浪の旅に出たインドで九死に一生を得る体験をする。以来、宇宙と生命の繋がりについて考えるようになる。現在、モノを書くことを通じて宇宙生命の神秘に近づこうと奮闘中!
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